第2回 ディレクトリ操作と最初のプログラム

第2回です。

本日のメニューは、

(1)コマンドを使ってフォルダ(ディレクトリ)を移動すること

(2)最初のプログラミングです(Hello world の表示)。

です。 

 

覚えていただきたいことは、

 (1)コマンド:cd (ディレクトリの移動), ls (ディレクトリ内容の表示),  pwd (現在のディクトリの表示)

 (2)C言語: コンパイルと実行 printf  

です。

 

本日新たに導入するソフト(エディタ)は、

  サクラエディタ (プログラミングをしやすくするソフト)

です。

 

では、はじめましょう。

 

(1)まず、実際のプログラミングやLinux操作を始める前に、一つソフトをいれましょう。

そのソフトはエディタというソフトで、プログラムを書くときに使うソフトです。

 

では、エディタソフトの代表なものである。サクラエディタをインストールしてみましょう。

サクラエディタは以下のサイトの

 http://sakura-editor.sourceforge.net/

ダウンロードページの

http://sakura-editor.sourceforge.net/download.html

以下のリンク(最新版ダウンロード)

http://downloads.sourceforge.net/sakura-editor/sakura_install2-1-1-3.exe?big_mirror=0

からダウンロードすることができます。

上記のリンクをクリックして、ソフトをダウンロードし、そのまま、ソフトを

インストールしてください(インストールの注をかく)。

 

 プログラムを書くソフトは文書がかければいいので、なんでもよく、Windowsのメモ帳でも実はかまいません。ただ、プログラムを始めればわかるのですが、プログラミング用のエディタソフトを使うと、例えば、行数がでたり、特定のキーワードに色がついたり、間違いをなくしたり、便利なことが多いのです。 エディタソフトは「秀丸エディタ」や「emacs」や「vi」や「vim」など,様々な種類がありますが、今回は、そのうち、無料で使え、かつ、シンプルでWindowsユーザーに使いやすい「サクラエディタ」を導入しました。 ただ、将来的には、Linux上で文書がかける「vi」や「vim」というエディタソフトが使えるようになるのが開発をしたい場合は必須です。ただし、このソフトはクセが強いので、初心者には難しいので、操作が直観的でわかりやすい「サクラエディタ」を今回は選びました。

 

 

(2)次に、ディレクトリの移動をやってみましょう。

コマンドの参考用

unix の部屋:http://x68000.q-e-d.net/~68user/unix/ 

 

まず,linuxを使ってwindows のマイドキュメントに移動&内容を表示してみましょう。

 

まず、先日導入したcygwinを起動させてください。

cygwinのアイコンをクリックしてください。

pwdは現在のディレクトリ表示させるコマンドです。

>>pwd

/home/xxxx

xxxは人に変わります.

/home/xxxxにいることがわかります。

>>cd ..

一つの上のディレクトリに移動します(cdと..の間にスペースがあるので注意)。

「cd ディクトリ名」 は,ディレクトリ名でしてしたディクトリに移動するもの

です。今回指定した「..」は特別のディレクトリ名で、一つ上のディレクトリに移動し

たものです。

 ※cd…change directly

 

ちゃんと移動できたかpwdでコマンドで確認していみましょう。

>> pwd 

/home

/home/xxxxから一つ上のディレクトリ/home に移動していることがわかります。

さらに、一つ上にいってみましょう。

>>cd ..

位置を確認すると,

>>pwd

/

となり、/homeから/に移動したことがなります。

 

説明

 

cd .

cd ..

cd ..

ls

cygdriveは特別なディレクトリ

cd cygdrive もしくは、 cd cyg*

cd c 

ls

マイコンピュータを確認

cd Users

cd xxxx

cd My*

ls

マイコンピュータと比較

 

(3)プログラミング

(3-1)My documents に program フォルダを作る

(3-2)サクラエディタを使って以下のものを書く

>>

#include <stdio.h>

int main(){

     printf("hello world\n");

 return 0;

}

<<

説明:

(i)#include <stdio.h> → おまじまい(後で説明、かならず書く)

(ii)

int main(){

 

}

「{」と「}」の中にコンピュータにする命令を書く。

(iii)今回の場合は,

printf("xxxx"); :「"」で囲まれた文字列を表示しなさいという命令。

""の中に特殊な文字で「\n」は改行のしるし。\nがないと改行されなくなる。

retrun 0;  おまじない。(後で説明。かならず書く)

 

インデントの説明

 

(3-3)program フォルダに上記のファイルをhello.c保存 

(3-4)cygwinを起動し,上の移動法を参考にprogramディレクトリに移動

(3-5)コンパイルする(プログラムをコンピュータが読める形に翻訳することをコンパイルという

>>gcc hello.c -o hello.out とプロンプトに打ち込む

gcc はプログラムをコンピュータを読めるようにした変換するコマンド

gcc プログラムファイル名 -o 出力ファイル名

(3-6)エラーとか表示されたら、それを治す。何も表示されなくなるまで、直しつづける。なくなったら次にすすむ。

(3-6)./hello.out とプロンプトに打ち込む、hello world! と表示されるはず。

 

 課題:

  (1)hello world の代わりにtest と表示されるプログラムtest.c と実行ファイル test.out をつくってみよう。

 (2) 改行されないtest2とプログラムtest2.cと実行ファイルtest2.outをつくってみよう。

(3)test と縦に表示されるプログラムtest3.cと実行ファイルtest3.outを使ってみよう(1文字ごとに改行する)

 

回答:

(1)の回答:

 (1-1)以下のようなファイルを作りprogramフォルダにtest.cとして名前をつけて保存

#include <stdio.h>

int main(){

     printf("test\n");

 return 0;

}

(1-2) cygwinコンパイル

>>gcc test.c -o test.out

(1-3)./test.out と実行

 test

(2)の回答:

 (2-1)以下のようなファイルを作りprogramフォルダにtest2.cとして名前をつけて保存

#include <stdio.h>

int main(){

     printf("test2");

 return 0;

}

(2-2) cygwinコンパイル

>>gcc test2.c -o test2.out

(2-3)./test2.out と実行

test2 

(3)の回答:

 (3-1)以下のようなファイルを作りprogramフォルダにtest3.cとして名前をつけて保存

#include <stdio.h>

int main(){

     printf("t\ne\ns\nt\n");

 return 0;

}

(3-2) cygwinコンパイル

>>gcc test3.c -o test3.out

(3-3)./test3.out と実行

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